オールドレンズ散歩

ソ連製レンズ「KMZ Mir-1 37mm F2.8」。

東ドイツCarl Zeiss Jenaの銘玉「Flektogon 35mm F2.0」のコピーレンズとして有名で、1954年に設計され、1958年にベルギーのブリュッセル万博でグランプリを受賞しています。

焦点距離が37mmと準広角なのでお散歩写真にぴったり。

一方、最短撮影距離は70cmとあまり寄れないのが残念なところです。

本日はそんな「Mir-1」をNikonのZ6につけて近所を散歩してきました。

 

彼岸花。夏も終わり、もう秋なんだなと実感します。開放で撮っていますが、すっきりとシャープな写りです。日の丸構図と周辺減光でスポットライトが当たるかのよう。暗い背景に鮮やかな赤が映えます。

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この日は曇りでしたが西日が差してきました。木々の間から太陽光が差し込んできたので、シャッターを切るとゴーストが。青いクラゲのようで神秘的です。

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こちらも秋の代名詞、コスモス。寄って撮ろうとしましたが、なかなかピントが合いません。

短距離撮影は苦手なようでこれ以上寄ることができません。手前の花びらにピントを合わせたつもりでしたが、若干ぼやけてしまいました。

明るいところで撮ると全体的にほわっとして、オールドレンズらしい写りになります。

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木々も色づき始め、落ち葉もちらほらと。一部ぐるぐるボケも。

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再び暗いところで。くっきりとした描写です。湿った落ち葉に秋の寂寥感を感じます。

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短い散歩だったので撮った写真は少なかったものの、素敵な写真が撮れました。

暗い写真が多くなってしまいましたが、よく晴れた日はどのような写りになるのか気になります。

 

サンポスキー