御射鹿池
北欧料理店「ガムラスタン」でお腹がいっぱいになった後は、本来最初に行く予定だった御射鹿池へ。
すっかりしとしと雨模様でしたが、山道をカーブしながら上がっていくと、いい雰囲気の池が現れました!
御射鹿池が有名になったのは、東山魁夷の「緑響く」という絵画の舞台になったことがきっかけのようです。また、その絵を引用したAQUOS(SHARP)のCMで使用されたことでも知られています。
実際にこの絵を昔の展覧会で鑑賞したことがある身としては、今回の旅行でぜひとも訪れたい場所でした。
車でしかアクセスできないスポットですが、自家用車や観光バスで訪れる方はそこそこ多かったですね。
雨のしっとりとした様子も相まって、想像以上に素敵でした。
水面に反転して映る木々など、絵の雰囲気そのままだと感じました。
池の左側は、少し浅瀬になっているようで池底のグラデーションがこれまたきれい。
池の右手には水車があり、じゃぶじゃぶと勢いよく水が流れていきます。
なんとも気持ちがよく、爽やか。
リズミカルに広がる雨の波紋が、見ていて飽きませんでした。池から顔を出す小島のようなものもかわいい。
森の向こうは靄がかかってより幻想的でした。
以前は柵が無く、水際まで近づけたようでしたが、じっくり鑑賞するには現在の形がベストだと思いました。きれいなお手洗いもあります。
数あるため池の一つに過ぎないのに、一つの絵画によってここまで人気のスポットになるなんて分からないものだなぁ、と思いつつ。。
心ゆくまで堪能したひと時でした。
サンポスカヤ